振り向いた先に居たのは、淡く蒼白い体毛に覆われた窮鼠だった。


ムーンラット!


フン!人間共は、そー呼ぶみたいだな。


俺たち種族を。


ちょーどイイ!頼みがあっ…「立ち去れ!」


つ…俺が言い終わるより早くムーンラツトは言った。

なっ、まだ何も言ってねーだろ!。


人間の話など聞く耳は無い。立ち去れ、今すぐに!


待ってくれ話位…?!


ズジャ、ジャリ!ギュルルルー!!

ストーンレックスが俺の背後で立ち上がった。