地平線に沿って果てしなく広がる夕日。


その橙色の光陽が、優しく目にしみる…………。

ふいに体が震え出す、涙が溢れ出す。


頑張ったな、ぼうず、
我王は言いながらオレを
掴んだ足からポ〜ンっと背に乗せた!


我王の背中が暖かい、声が優しく暖かい!エビス、ジジみたいに暖かい。


震える声でオレは我王に聞いた。なんでオレを助けてくれたん………ですか?

あぁ〜ん!「フッ」そんな、かしこばんなよビビオ!

「エッ」!何で?なんでオレの名前を!?


イキなり名前で呼ばれ、驚き我王に言った。