くったくったあ〜!
ワン(オナカイッパイ〜!)

フッ、頼もしい限りだよオマエ達はッ。

ヨシ俺は装備のチェックだ。そう言えば俺って20年以上も同じ物着てるよなーッ。

硬殻獣の皮でデキた皮ジャンだ。これは俺を育てた父と呼べる存在である光牙が俺にくれた物だ。


だからこそズット身に着けていた。勿論機能的にも優れていた、幾度と繰り返される激しい戦闘にも耐えうる強度を誇っていた。


今回断罪の森への侵入のため魔装具師によって補強が、なされた本来肩までしか無かった皮ジャンに袖を付け極寒対策及び硬質パットを各所に埋め込んだ。


これは餓力が無くなり鋼の体も本来の人間レベルの肉体になった俺の為グリム爺が心配して作らせた。