おばあちゃんに言われて、私はその奇妙さに気付いた。
確かに……そうだ。
当然のことながら、外側に貼り付けられているわけじゃない。
こんなもの、一度も見たことがない。
だとすれば、やっぱり内側に貼られていた?
どうやって扉の内側から貼ったの?
考えれば考えるほど奇妙で、私は取り返しのつかないことをしてしまったのではないかと思い始めてしまう。
「大丈夫かい? 今日はもう寝た方がいいんじゃないのかい? きっと眠くて見間違えただけだよ」
「う、うん。今日はもう、やめとく……おやすみ、おばあちゃん」
これ以上やるのはダメだという気がしてならない。
もう手遅れかもしれないけど、とんでもないことにならないうちに、引き返した方がいいとさえ思う。
御札の切れ端とホウキを持って、私は台所を出た。
ホウキは元の場所に戻して、御札を握りしめて。
居間の隣にある自分の部屋に戻ると、私は隠れるように布団を頭から被った。
「どうしよう……これ、何なんだろう」
本当は持っていたくもない、すぐにでも捨ててしまいたいけれど、そうするとまずい気がする。
私は何か、やってはいけないことをしたんじゃないかと、震えることしか出来なかった。
確かに……そうだ。
当然のことながら、外側に貼り付けられているわけじゃない。
こんなもの、一度も見たことがない。
だとすれば、やっぱり内側に貼られていた?
どうやって扉の内側から貼ったの?
考えれば考えるほど奇妙で、私は取り返しのつかないことをしてしまったのではないかと思い始めてしまう。
「大丈夫かい? 今日はもう寝た方がいいんじゃないのかい? きっと眠くて見間違えただけだよ」
「う、うん。今日はもう、やめとく……おやすみ、おばあちゃん」
これ以上やるのはダメだという気がしてならない。
もう手遅れかもしれないけど、とんでもないことにならないうちに、引き返した方がいいとさえ思う。
御札の切れ端とホウキを持って、私は台所を出た。
ホウキは元の場所に戻して、御札を握りしめて。
居間の隣にある自分の部屋に戻ると、私は隠れるように布団を頭から被った。
「どうしよう……これ、何なんだろう」
本当は持っていたくもない、すぐにでも捨ててしまいたいけれど、そうするとまずい気がする。
私は何か、やってはいけないことをしたんじゃないかと、震えることしか出来なかった。



