プレゼントを渡し終えれば、お父さんが作ってくれた料理を食べたり、ゲームをしたりと一日中楽しんだおかげで、皆我が家に泊まる事になった。


皆が寝静まる中、私と嶺亜くんはリビングでゆっくり過ごしていた。


「由乃、本当に今日はありがとうな」

「うん!喜んで貰えて良かった!」


嶺亜くん本当に嬉しそうにしてた。

それだけで、私も凄く嬉しく感じた。


「次は由乃の誕生日だな」

「楽しみにしてるね!」

「卒業式の時にプレゼントしてやるよ」

「え!!1年後!?」


ガーーンッ。


「ははっ。冗談だよ、今年も来年も楽しみに待ってろ」

「うん!ありがとう!」








まさか、嶺亜くんの冗談発言が本当に実現されるとは…この時の私は思いもしなかった。