愛する人の笑顔を守るために (番外編)

「よぉーし!次は俺な!」

「いや次は幼馴染であり、副総長である俺だろ」

「いやいや、ピアス関連でいったら次は俺だろ」


直くんと颯馬くんの2人で次に渡すのは俺だと言ってなぜか揉めてしまっている。


「いいから。ならお前ら同時に渡せよ」


軽い揉め事を収めたのは、総長である嶺亜くん。


「「はーい」」


2人は嶺亜くんの言う通りに、同時に嶺亜くんにプレゼントを渡した。


直くんはコップ。
颯馬くんは私と同じピアス。

だけど…。


「颯馬、これ耳たぶ専用のピアスだろ。俺これ付けれねぇし」

「だったら今開けろ!で付けろ!」

「無茶言うな。お前に返す」

「返すなよ!!!」


「「「はははっ!」」」


ずっと笑いが耐えない中、皆が順にプレゼントを嶺亜くんに渡していった。