愛する人の笑顔を守るために (番外編)

「な、なんで笑うの!!」

「はははっ!いや、ガッチガチに緊張してる由乃を見て笑わずには居られねぇだろ。ははっ!」


ったく!

お父さんが変な事言うから!!!


「ふっ。まぁ安心しろ。今日は何もしねぇから。

"今日は"な」


「!!!」

「…クッ……」


完全に嶺亜くんに心を読まれ、意地悪をされている私。


「私をからかうなら。か、帰ってもいいの??」


少し怒り気味に嶺亜くんが困りそうな事を言ってみたものの…。


「あ?無理に決まってんだろ」

「わっ!ちょっと…!」


いきなり腕を掴まれるがままにソファに寝かされて、私の上に嶺亜くんが覆い被さる。