愛する人の笑顔を守るために (番外編)

私は嶺亜くんの震える手を握って、私が今嶺亜くんに伝えたい事を話す。


「話してくれてありがとう。
嶺亜くん、嶺亜くんが私に告白してくれた時の言葉を覚えてる?」


凄く嬉しかった。

入院中、嶺亜くんに言われた言葉を私は一言一句ハッキリと覚えてる。


「"もう1人で何も抱え込まずに、お前の全てを、俺に背負わせろ"って」

「ああ」



「私もね、そのままそっくり嶺亜くんと同じ事思ってるよ。

私、嶺亜くんの事好きで、好きで、だいっすきで!
毎日毎日嶺亜くんに会う度に、好きって気持ちが増えていくばかりで、いつ間にか嶺亜くんに溺れていく。
それぐらい嶺亜くんの事が大好き!

だから、これからも一緒に笑って、一緒に泣いて、また笑って。

一緒に悩んで、一緒に乗り越える。


嶺亜くんが私の事嫌いにならない限り、私はずっとずっと嶺亜くんの傍にいる。
もし、嶺亜くんに不幸が起きたとしても、私がとっぱらってあげる!


嶺亜くんの笑顔を、私にも守らせて」