愛する人の笑顔を守るために (番外編)


「ねぇねぇ、あそこのテーブル美男美女勢揃いなんだけど」

「うわっ、凄い光景だな」

「ねぇあの3番テーブルの銀メッシュの入ってる男の子カッコよくない!?」

「分かる分かる!」

「俺は隣のロングの子だなぁ」


他のお客さんや定員さんまでもが3人の事を"美男美女"だと言って目線がこっちに向けられてる。

なんかこんな中に私がいて大丈夫なのかと不安になってくる…。


「大丈夫か?由乃」


緊張してる私に心配してくれる嶺亜くん。


「え?あ、うん!全然大丈夫!」


大丈夫なのに、緊張を解してくれるかのように嶺亜くんがテーブルの下で私の手を握ってくれる。

そのおかげで少しは不安も緊張も和らぐ。