「お母さん、久しぶり」

「景子、遅くなってごめんな」


お母さんの命日はまだ先だけど。
私はお父さんと一緒にお母さんの元へ来ていた。


「お母さん。やっと終わったよ。
アイツらは捕まって、私の復讐ももう完全に終わったよ。
復讐が終わったとしてもお母さんとの約束はちゃんも守るから安心してね」



"守るために拳を使う"



生前、お母さんと交わした約束。

それを最後にお母さんは居なくなってしまったけど、私達がお母さんの事を忘れない限り、私達の中でお母さんは生き続ける。

そう思っててもいいよね。お母さん。



ープルルルルッ。プルルルルッ。


お母さんに色んな話をした後、お父さんと家に帰る途中で私の携帯に着信音が鳴る。