愛する人の笑顔を守るために (番外編)

「ま!アイツらは捕まった事だし、一件落着だね!」

「よぉぉーし!由乃の復讐が終わった記念に、パーティーでもしよーぜ!」

「颯馬うるさい」


翔馬くんと颯馬くんの一言で一気にその場が明るくなる。

ずっと本を読んでいた哲くんはここでようやく喋りだした。



本当に…もう完全に終わったんだなぁ。


私はソファから腰を上げて、皆に向かってお辞儀をする。


「皆今まで私の復讐に巻き込んでしまってごめんね。
そして、一緒に乗り越えてくれてありがとう。皆に出逢っていなかったら多分私はずっと1人で戦ってた。だから本当にありがとう」


「姫えええー!そんな事言ってくれて凄く嬉しいよおおー!」


バコンッ!!