14歳の夏。

私は毎日のように遊び呆けていた。

夏休みの宿題はそっちのけ。
帰宅部だった私に夏休みの醍醐味
汗水垂らして夏大会を制覇するというような青春もなく、
毎日好きな時間に寝ては、好きな時間に起きて
友達と深夜まで遊ぶ日々が続いていた。

『茉那〜!?いつまでこんな生活してるの!
宿題は終わったの!?もうすぐ新学期よ!』

『わかってるよ〜お母さん。
じゃ、いってきまーす!!』

私はそんな会話をして今日も友達と待ち合わせしている場所に向かう。