‥‥今 何て?
崇さんは何て言った?
あたしの‥‥親‥?
あたしは崇さんを見つめたまま、身動き出来なかった。
一瞬
何を言われたのか分からなかった。
あたしの本当の親‥‥
それは、凄く実感の湧かない存在だった。
あたしを施設の前に置き去りにした。
約束の日に現れなかった。
あたしの、親に関する情報はそれだけ。
抱き締められた記憶も‥‥頭を撫でて貰った記憶すらない。
それでも
幼いあたしは求めて止まなかった。
夕暮れ時。
施設の前を手を繋いで歩いていく親子を見る度
自分にも優しい親が居る筈だと思い込んだ。
ずっと憧れ求めていた存在。
崇さんは、それを知ってるの‥?
まばたきする事すら忘れたあたしに、崇さんは小さく笑って首をかしげた。
「義兄は約束しなかったかい?君の親を捜すって‥」
「それは‥」
確かにそう言っていた。
引き取る事は出来ない‥‥でも、親を捜してあげると。
でも、そんなの口約束だと思っていた。
見つけられる筈がないと‥‥
「約束は守られた」
「‥‥」
「そして‥ひなこちゃんが望むなら‥‥」
「‥え?」
言葉を濁した崇さんを見つめたまま、あたしは小さく息を飲む。
崇さんが次に何を言うのか分からなくて‥
次の言葉を聞くのが怖かった。
崇さんは何て言った?
あたしの‥‥親‥?
あたしは崇さんを見つめたまま、身動き出来なかった。
一瞬
何を言われたのか分からなかった。
あたしの本当の親‥‥
それは、凄く実感の湧かない存在だった。
あたしを施設の前に置き去りにした。
約束の日に現れなかった。
あたしの、親に関する情報はそれだけ。
抱き締められた記憶も‥‥頭を撫でて貰った記憶すらない。
それでも
幼いあたしは求めて止まなかった。
夕暮れ時。
施設の前を手を繋いで歩いていく親子を見る度
自分にも優しい親が居る筈だと思い込んだ。
ずっと憧れ求めていた存在。
崇さんは、それを知ってるの‥?
まばたきする事すら忘れたあたしに、崇さんは小さく笑って首をかしげた。
「義兄は約束しなかったかい?君の親を捜すって‥」
「それは‥」
確かにそう言っていた。
引き取る事は出来ない‥‥でも、親を捜してあげると。
でも、そんなの口約束だと思っていた。
見つけられる筈がないと‥‥
「約束は守られた」
「‥‥」
「そして‥ひなこちゃんが望むなら‥‥」
「‥え?」
言葉を濁した崇さんを見つめたまま、あたしは小さく息を飲む。
崇さんが次に何を言うのか分からなくて‥
次の言葉を聞くのが怖かった。

