一言でいえば.......

「中学生......」

素直な感想だった。だって目の前にいる神(自称)はどう見たって身長は155cm前後、髪をサイドポニーにして赤いリボンで結っている。
それに服装は神というか着物を現代風アレンジしている女子学生。

「うるさいっ!これでも私も気にしてるんだからいうなーー!!」

「で?御用はなんですか?」

「おぉ!そうだった!おまえの願いを叶える為にお前が生贄になれ!」

「.......は?」

生贄.....?チョットナニイッテルカワカンナイナ。
いくら妹の為とはいえ自分の命はかけられない。

「大丈夫!別に死ぬわけじゃないからね✩~(´>؂∂`)」

「じゃあどうするんだよ。」

「簡単さ。異世界へ行って暮らしてもらう」

「お断りだな」

「残念拒否権はありませーん」

目の前が光った。
俺は気がつくと全く知らない場所にいた。
珍しそうにこちらを見つめる人。いや「猫人間」。

「なんなんだ........」