麗華にだって好きな人くらいいるだろ…
「将斗くんに彼女いないなら立候補しようかな。」
「え?!」
「冗談よ。」
…うん、本来の性格がわかってきた気がする。
ニヤッと笑って俺の反応を楽しむ麗華。
年上なのに全然そんな感じがしなくて話しやすい。
出会って数日なんて嘘みたいだ。
ー…夜。
俺は元カノの写真を見て少しずつ消していこうとアルバムを見返していた。
…思い出すと泣けてくる。
ープルルルル…
今電話したら迷惑かな。
出てくれたら、嬉しいな。
『もしもし。』
「麗華?」
『そだけど、どしたの?』
「ちょっと…元カノのこと思い出しちゃって…
写真とか消そうと思って見てたんだけど…」
『…そういうのは1人でしちゃダメだよ?』
麗華の優しさに甘えそうになる。
でも甘えたらいけない。
『いいよ。泣きたい時は泣きな。付き合うから。』
「いいの?」
『うん。寝落ちしたらごめん。』
…優しさの塊じゃん。
こんなに優しい女の子他にいる?
「…ごめん…」
『ん、いいよ。1人で消すよりいいでしょ。』
麗華優しすぎない?
「なんで、振られたのかな…
俺、尽くしてきたのに…」
『…』
「将斗だけだよって言ってくれたのに…」
『…うん。』
「大好き、愛してるって…言ってくれてたのに…」
『…うん。』
「こんなに辛いなら好きにならなければよかった…」
『好きになったのは仕方ないよ。
その子より幸せになった姿見せつけてやろーよ。』
普通に慰めてくれてる…訳では無い。
『元カノさんより幸せになってさ、いい男失ったなって思い知らせてやろうよ。』
「…うん」
『自分磨きして心入れ替えてこう。
そりゃすぐには無理かもしれないけど。
将斗くんのこと好きになってくれる人絶対いるから。』
「うん。」
麗華と出会って気持ちも前進したかなって思ってた。
思ってただけで俺は全く進めてない。
進めてないし、なんなら明日仕事の麗華に迷惑かけてしまってる。
「れい…」
『無理しなくていい。全部聞くから。吐き出して。』
遮った麗華の声は優しくて。
甘えてしまいそうになる。
「…俺っ…あの子のこと大好きだった…」
『うん。』
「誰よりも優先して大事にしてたっ…」
『…』
「あいたいって…言われたら逢いに行ってた…」
『うん』
「…なのに…っ
目の前で浮気されるなんて…思ってなかったっ…」
『…うん。』
全部聞いてくれる麗華に甘えてしまって結局全部吐き出してしまう。
「将斗くんに彼女いないなら立候補しようかな。」
「え?!」
「冗談よ。」
…うん、本来の性格がわかってきた気がする。
ニヤッと笑って俺の反応を楽しむ麗華。
年上なのに全然そんな感じがしなくて話しやすい。
出会って数日なんて嘘みたいだ。
ー…夜。
俺は元カノの写真を見て少しずつ消していこうとアルバムを見返していた。
…思い出すと泣けてくる。
ープルルルル…
今電話したら迷惑かな。
出てくれたら、嬉しいな。
『もしもし。』
「麗華?」
『そだけど、どしたの?』
「ちょっと…元カノのこと思い出しちゃって…
写真とか消そうと思って見てたんだけど…」
『…そういうのは1人でしちゃダメだよ?』
麗華の優しさに甘えそうになる。
でも甘えたらいけない。
『いいよ。泣きたい時は泣きな。付き合うから。』
「いいの?」
『うん。寝落ちしたらごめん。』
…優しさの塊じゃん。
こんなに優しい女の子他にいる?
「…ごめん…」
『ん、いいよ。1人で消すよりいいでしょ。』
麗華優しすぎない?
「なんで、振られたのかな…
俺、尽くしてきたのに…」
『…』
「将斗だけだよって言ってくれたのに…」
『…うん。』
「大好き、愛してるって…言ってくれてたのに…」
『…うん。』
「こんなに辛いなら好きにならなければよかった…」
『好きになったのは仕方ないよ。
その子より幸せになった姿見せつけてやろーよ。』
普通に慰めてくれてる…訳では無い。
『元カノさんより幸せになってさ、いい男失ったなって思い知らせてやろうよ。』
「…うん」
『自分磨きして心入れ替えてこう。
そりゃすぐには無理かもしれないけど。
将斗くんのこと好きになってくれる人絶対いるから。』
「うん。」
麗華と出会って気持ちも前進したかなって思ってた。
思ってただけで俺は全く進めてない。
進めてないし、なんなら明日仕事の麗華に迷惑かけてしまってる。
「れい…」
『無理しなくていい。全部聞くから。吐き出して。』
遮った麗華の声は優しくて。
甘えてしまいそうになる。
「…俺っ…あの子のこと大好きだった…」
『うん。』
「誰よりも優先して大事にしてたっ…」
『…』
「あいたいって…言われたら逢いに行ってた…」
『うん』
「…なのに…っ
目の前で浮気されるなんて…思ってなかったっ…」
『…うん。』
全部聞いてくれる麗華に甘えてしまって結局全部吐き出してしまう。



