あ。
どこかで鳥が鳴いた。
うーん。
風が強いか雲ひとつなくて。空が真っ青だねぇ。
「…………」
「…………」
麦はズボンのポケットに両手をつっこんで。
あたしはうしろで両手を組んで。
スカートだけが、風で麦のズボンにこっそりふれて返ってくる。
右・左、右・左、右
あれ?
全然アシがずれないのは、なんで、かな?
右・左、右・左、右・左……?
「有実……」
「やっ……」
いつから見てた?
はっと顔を上げると、麦がじっとあたしの顔を見てた。
「おまえといると、ほっとする……」
あ…たしは、困るぞ、なんだか。
「おまえって、おれが黙ってても怒んないし……」
…って言うより、なぁ。
うーん……………。
生徒玄関で手を振って別れた。
結局そこまで、ずーっとふたり、黙ったままで。
どこかで鳥が鳴いた。
うーん。
風が強いか雲ひとつなくて。空が真っ青だねぇ。
「…………」
「…………」
麦はズボンのポケットに両手をつっこんで。
あたしはうしろで両手を組んで。
スカートだけが、風で麦のズボンにこっそりふれて返ってくる。
右・左、右・左、右
あれ?
全然アシがずれないのは、なんで、かな?
右・左、右・左、右・左……?
「有実……」
「やっ……」
いつから見てた?
はっと顔を上げると、麦がじっとあたしの顔を見てた。
「おまえといると、ほっとする……」
あ…たしは、困るぞ、なんだか。
「おまえって、おれが黙ってても怒んないし……」
…って言うより、なぁ。
うーん……………。
生徒玄関で手を振って別れた。
結局そこまで、ずーっとふたり、黙ったままで。



