「今まで3日間ひと言もなしだぞ。…いやだね、おれは」
「フォアザチームっつう言葉、知らないのか、おまえ。決まっちゃったもん、しようがないだろ。だいたい、あの日、おまえのサボリをフォローしてやったの、だれだと思ってんだ」
「そんなこと頼んだおぼえはないよ。とにかく、おれは出ない」
「オレはおまえのそういう態度、がまんできないんだよ。おまえ、一度だって本気でオレらに、関わろうとしたことあんのかよ? たまに真面目になりゃ、オレはなんでもできるんだぜ…みたいな態度は、うんざりだぜ。いつまでもうじうじしやがって。しょせんおまえは、召使いがいなけりゃ、みんなのなかに出てくることもできねぇ、意気地なしじゃないか」
麦が机に両手をついて立ち上がる。
だめっ!
背の低い石川は、見下ろされるのがきらいだ。
ああっ!
石川の顔が真っ白になっちゃった。
「だいたい、おまえ、北海道なんだろ、中学は。あっちでも有名な秀才くんだったらしいのに、よくぞウチを選んでくれた! って河島が会議室で言ってたぜ。オレたちみたいなバカとはマジでつきあえないってか?」
「ああ。憶測でものを言うようなやつとは、つきあえないね。――じゃあな」
「待てよ! クラスで決めたことには参加してもらうぜ」
「いいよ。でも、相田みたいに仮病でサボるかもな」
「フォアザチームっつう言葉、知らないのか、おまえ。決まっちゃったもん、しようがないだろ。だいたい、あの日、おまえのサボリをフォローしてやったの、だれだと思ってんだ」
「そんなこと頼んだおぼえはないよ。とにかく、おれは出ない」
「オレはおまえのそういう態度、がまんできないんだよ。おまえ、一度だって本気でオレらに、関わろうとしたことあんのかよ? たまに真面目になりゃ、オレはなんでもできるんだぜ…みたいな態度は、うんざりだぜ。いつまでもうじうじしやがって。しょせんおまえは、召使いがいなけりゃ、みんなのなかに出てくることもできねぇ、意気地なしじゃないか」
麦が机に両手をついて立ち上がる。
だめっ!
背の低い石川は、見下ろされるのがきらいだ。
ああっ!
石川の顔が真っ白になっちゃった。
「だいたい、おまえ、北海道なんだろ、中学は。あっちでも有名な秀才くんだったらしいのに、よくぞウチを選んでくれた! って河島が会議室で言ってたぜ。オレたちみたいなバカとはマジでつきあえないってか?」
「ああ。憶測でものを言うようなやつとは、つきあえないね。――じゃあな」
「待てよ! クラスで決めたことには参加してもらうぜ」
「いいよ。でも、相田みたいに仮病でサボるかもな」



