エロい……エロすぎるよ。



「あ、ちなみにここまで運んでくれたのもサトシだから」


へぇ……。

そうだったんだぁ……。

ということは、倒れかけたあたしを抱きかかえてくれたのも、工藤聡史だったのかぁ。


なんかすごくがっしりした腕だった。


ヤサ男に見えるけど、案外筋肉質なのかな。

あたしは抱きしめられた時の感触を思い返していた。



「大丈夫? 顔赤いけど?」


ヤマジ君が心配そうにあたしを覗き込む。


「ほぇ?」


赤い?

顔が赤いですって?