マルテラさんや他の人たちのいる気配はなく、それとなく訊いてみる。
「他の皆さんは……」
「あぁ、皆には明け方に一度帰ってもらったんだ。ここ数日休みなく出てもらっていたからね」
「パシオさんは休まなくて大丈夫なんですか?」
そう訊くとパシオさんは数回瞬きしたあとで「ありがとう」と笑った。
「僕も皆が出てきたら交代で休ませてもらうつもりだよ」
そしてその視線は私の右隣に座るセリーンに向けられた。
「こちらが昨日の報酬になります」
カウンター上に硬貨の入った皮袋がいくつも並べられ、中身を確認した後でセリーンはそれを受け取っていた。いつ見ても凄い量だ。
「そしてダグ、君にはこれを」
左隣に座るラグの前に差し出されたのは皮袋ではなく、綺麗な装飾の施された金属製の小箱だった。
パシオさんがそれを開けてみせて、私は思わず目を見開く。
「他の皆さんは……」
「あぁ、皆には明け方に一度帰ってもらったんだ。ここ数日休みなく出てもらっていたからね」
「パシオさんは休まなくて大丈夫なんですか?」
そう訊くとパシオさんは数回瞬きしたあとで「ありがとう」と笑った。
「僕も皆が出てきたら交代で休ませてもらうつもりだよ」
そしてその視線は私の右隣に座るセリーンに向けられた。
「こちらが昨日の報酬になります」
カウンター上に硬貨の入った皮袋がいくつも並べられ、中身を確認した後でセリーンはそれを受け取っていた。いつ見ても凄い量だ。
「そしてダグ、君にはこれを」
左隣に座るラグの前に差し出されたのは皮袋ではなく、綺麗な装飾の施された金属製の小箱だった。
パシオさんがそれを開けてみせて、私は思わず目を見開く。



