「日にやられたか?」
「え!?」
「顔が赤い」
ぎくりとする。
彼の手が離れていって、私はぶんぶんと頭を振った。
「だ、大丈夫! なにも問題ないデス!」
この気持ちを知られるわけにはいかない。絶対に。
(だから、これ以上赤くなるな!)
なのに、そう思えば思うほど顔が……彼に触れられた頬が熱い。
これまでは同じように触れられても驚きはしてもこんなふうにはならなかった。自分の気持ちに気づいた途端こんなにも意識してしまうなんて。
――そうだ、これまでにも私は彼に抱き上げられたり、抱き締められたこともあって。
それを思い出したらもうダメだった。顔の火照りは治まるどころか全身に広がっていく。
やっぱり、こんな気持ちには気づかなければ良かったかもしれない……!



