何か、さっきの反応が気になりすぎて、授業の内容が頭に入らなかった。
モヤモヤしているうちに、昼休みになっていた。
この学園で思った事は、多分だけど龍って人達が仕切っている。生徒会、もしくは何らかの権力を持っている…。
先生達さえも怯えてるように思える。
まぁ、関わらなければいい事だし。
お弁当、お弁当っと。カバンからお弁当を出そうとした時、
「えっと、菅野さん?」
「ん?」
私の前の席の人が話しかけてきた。
「僕、矢田 静也。よろしくね」
「よろしく」
華奢で気の弱そうな見た目だけど、フレンドリーなんだね。
まだ、学園の事とか分からないから、話しやすい人がいてくれて安心した。
「さっきの人達の事なんだけど…関わらない方がいいよ」
きた、知りたかったこと。
今は有紗達は教室にはいない。お昼前にどこかに行ってしまった。
授業の単位とか大丈夫なのかな?
「どうして?有紗とかいい人だし」
「あの人達は、“暴走族”なんだよ」
「…暴走族?」

