「じゃあいいの?響希に言ってもさぁ。
約束も守れず夜に歩いてて、情報は出てこないし、自分の事は何も話さない信用の出来ない奴だよって」


まぁ、そうなるよね。
でもね、私も少しだけ反論するよ。



「私は最初に言ったはずだよ?あなた達の存在があるから学校生活を楽しめそうって」


「それは俺達を騙して崩そうと企んでるって事なんじゃないの?」



「違う。ていうか拒否権を無くしたのはあなた達だよね?
私は普通にの生活を送りたいの。ただ、それだけなのになんで掻き回すの」


「じゃあさ、龍神から抜けてよ。ただ杏ちゃんが押しに弱いだけなんじゃないの?みんなが皆さ、杏ちゃんを受け入れたわけじゃないんだからね?」


お互いに、不満が出てくるのが分かる。


そんなこと分かってる。分かってるよ。



「受け入れてもらわなくて結構。私は初めから望んでない」


きっとこれ以上関わると、自分が自分じゃいられなくなりそう。