「暴走族?」
「ははっそうだけど?」
「龍神?」
「…龍神ではないかなぁ」
「俺達、龍神に入りたいから違う族ならいいや」
あ、龍神の幹部を倒して、龍神に入りたいって訳なんだ?
…これやばくない?
「…だったら俺らが練習相手になってやるよ。なぁ?」
「あぁ」
ほらー、声にドスが利いてるよ。
「ぃ、いやいい…です」
「…はい」
あ、流石にやばいと感じ始めたね。遅いわ。
「いいから相手になるっつってんだろ!!!」
あ、キレた。
ガッ!!
そして拳が飛んだ。
「つっ!」
「だ、大丈夫かよっ」
1人が拳をくらって吹っ飛んだ。
一般人になんて事を…。
「流石に3対2はキツいだろうから、俺が2人相手してやるよ」
うわーお、優しいー。
でもこれさ勝てても残り2人がいるからさ、結局ボコボコにされるよね?
これは私、参戦だな。

