「「……」」
カフェにつき、案内された席に座った。
行きの車から沈黙だからキツい。
優は腕を組みながら面倒くさそうな表情をしている。
言い出さないと。私の口よ開いて!
恥ずかしがるな!
「それで?こんな所にまで来て私になんの用なの?さっきからモジモジして…気持ち悪いわよ?」
優様、聞いてくれてありがとうございます。
もうこの際、気持ち悪いとか言われても気にしない。
「…響希ってさ、プレゼント何貰ったら喜んで貰えるかなって思って…」
「…はぁ?」
「…え?」
何故かキレられた!?
「そんな事でここまで来たわけ?惚気とかくだらないわね」
ものすごく呆れられてる。
「だ、だって分からないんだもん…クリスマスとかに男の人に誘われたとがなかったから」
いや、あったとしても…こんな感じじゃなかったし…。
「はぁ、…そんなの何でもいいのよ」
「え、何でもって1番困る」
「響希は杏から貰うものなら何でも嬉しいと思うわよって事」
「そ、そうかな…」
「じゃなきゃ、姫なんかにしないでしょ。考えても見なさい、転校初日に響希から気に入られてるのよ?」
「そう、だよね…」
「そうよ、だから気にすることないのよ」

