少しだけ時が過ぎて、1ヶ月後。
私は今、倉庫にいる。
「ねぇー、何も事件起こらないじゃん」
なんかこう、族同士がバチバチするのを想像してた。
「いや、むしろこのご時世でホイホイ事件が起こったらヤバいわよ」
「事件って、殺人事件とかに聞こえるんだけど〜」
「「たしかに」」
幹部室でダラダラと皆で雑談中。
本当に暇。
「あ!いい報告がある。捻挫が完治した」
「杏!良かったね!!」
「走りそうになった時とか、響希に注意されてたしね〜」
「ははっ」
それはもうしょっちゅう。
「これで私も最強!」
夜に動ける。
「何が最強なのよ」
「え?あ…」
失言だった。
「危ないことはダメだから」
ギクッ…
「しないよ、危ないことなんて」
流石、響希。鋭い…。
「でも、本当に油断は禁物ッすよ。最近、正統派じゃない族同士が手を組んでるみたいなんで」
「近々、何が起きそうね」
「そうだな」
おっこれは、調べる価値がありそうかも。
周りは緊張が走ってる中、
私1人だけ、心の中で顔がニヤついていた。
「杏の護衛も強化しないとな」
え、、。
いや、でも夜は関係ないからいいか。

