「龍神は学校内でスカウトしたり、入りたい者がいればテストとかして数を保ってるんだ」
「なるほど」
龍神しかいないのだったら、多少不真面目でもいいか。
…んー、不真面目って言い方はダメか。
私は真面目だし、多分。
少しは気を緩めていいって事にしとこう。
「でも気を緩めたらダメだよ〜!」
ギクッ
翔に心を読まれた!?
「…どうして?」
「スパイがいるかもしれないからよ」
「す、スパイ!?怖っ」
私達、学生だよね?
冷静に考えても混乱する内容なんだけど…。
「まぁ、健が管理してるし問題ないんだけどね!」
「なるほど」
「納得しないで下さい!プレッシャー半端ないっす。
俺は完璧では無いので…。ハッカーって言っても、腕は普通なんす」
「そうなの?」
「杏に分かりやすく言うと、族でナンバーワンがあるように、ハッカーにも順位がついているんだ」
へー。

