ピンポーン
あれ、誰か来たのかな。誰だろ…こんな朝早くに。
「まぁ!そうなのね!杏が準備できるまで上がってて!」
ん??私?気になって玄関まで行った。
「お母さん?誰が来たの?」
「もー!杏ったら彼氏が出来たなら言ってよね!お母さんびっくりしちゃったわよ〜!」
えっと…?
「杏、おはよう」
「え、えぇ!!い、いやなんで!?」
そこには響希がいた。
危なっ、、、。
起きて直ぐに、メガネと髪の毛を縛ってて良かった。
「一緒に登校しようと思って」
マジですかーい。
「転校早々、こんなイケメンゲットしちゃうなんて!すごいっ!!」
目がキラキラなお母さん。
あぁ、お母さんはほっとこ。
「わざわざ来てくれて、ありがとう」
「通り道だし」
あ、そうなんだ。
「もう少し待ってて、カバン持ってくる!
……って違う!!!」
「何が違うんだ?」
いやいやいやいや!!おかしいでしょ!

