「…でも、咲良さんが龍神に入ってハッカーやってもらった方がいいっすよね」
「…健?」
健の様子がおかしい。
「龍神は今トップになって波に乗ってるっす。元NO.1、2との実力だって負けてないっす。それに加え、肝心のハッカーは変わらずの4位。これじゃ俺は、龍神を守れないっす。だから俺は…」
「辞めるとか言わないよね?」
「え、、、」
図星だったか。
健は自分の実力をずっと気にしてたからね。
すると、咲良が健の前に立った。
「健君!」
「はいっす…」
「私がいるじゃん!」
「そうっすよ…」
咲良、それは言葉足らずだから、健には伝わってないよ。
「私がしてあげる!」
「え?」
いや、だからその説明じゃ健が分からないって…。
「咲良、ちゃんと言わないと健が分からなくて困ってるよ」
「あ、そっか!ありがとう杏ちゃん!」
本当に分かってるのかな。

