放課後、私達は直ぐに倉庫へと向かった。

念の為、掃除を軽くして先代が来るのを待つ。




コンコン



来た?



「やっほー!」



「咲良か」


「咲良ちゃん?どうしてここに…?」


「私も、その先代に会ってみたくてね!来ちゃった!」



来ると思った。



「咲良さんなら調べた方が早いんじゃ…」


「「確かに」」


健の言う通りだね。


「それじゃあ、つまらないからさ!」


なるほど…


「暇なんだね」


「当たり!本当は杏ちゃんとデートだったのにさ」



「それは本当にすまない」


「なんか面白そうだからいいんだけどね!」



咲良、楽しんでるね。





「そう言えば、響希に聞きたいことがあったんだよね。」



「何を?」



「あの時の奇襲前の会合ってなんの話しをしたの?」



「確かに、気になる〜」

「気になるわね」



やっぱり気になるよね。




「ああ、もう少ししたら面白い事が起きるから楽しみにしとくように言われたんだ」



「…それがあの奇襲ね〜」

「まさかあんな結果になるとは思わなかっただろうね!」



余裕で龍神に勝つつもりだったんだろうな。



「まぁ、結果こちらからしたらいい話であったのは間違えないね」



「「うん」」