「もう分かってるでいるでしょう。貴方1人が悪いわけじゃないんです。皆で悪い方向に進んでしまった。皆で責任を負うんです。NO.1、2、4の3つの属は、今日で解散してもらいますよ」
「この世界に1歩でも入ってみなー?私が直ぐに調べて潰しちゃうよー?」
咲良の一言で顔が青ざめたのがよく分かる。
「っ…今日を持って、俺らは同盟属共に解散する」
言っちゃえば、私達はこいつらを脅してる。でも、放っておいたらこの先に犯罪者になりかねない。
「ですが、心を入れ替えてもう一度初めから立て直すというのなら、私は大歓迎します。その時は、私の所に来て下さい。ちゃんと見てあげるますから」
チャンスをあげる。
今しか出来ないことをするのは大切だと思うし、いい思い出になれば最高でしょ。
きっと、彼らはこれが青春なんだろうから。
「分かりましたか?」
「「はいっ!!」」
龍神以外の族が素早く帰って行った。
「杏ちゃん、お疲れ様」
「咲良も、ありがとう」
私と咲良はハイタッチをした。
久々だね、この感じ。なんか嬉しい。

