初恋リスタートは総長様と地味子ちゃん






「やっぱり、人数多いねー!」


ガツンっ


「でもっ、
大したことないですよね!!」


バキンっ



「あーー!!!言い忘れてたわーー」


1番偉い奴?が叫び出した。


全員の動きが止まる。




何か、いかにも自分か仕切ってますよって感じがウザイな。





「お前らが大事にしてたお姫様、今どうなってるかなぁ〜」


「「!?」」

龍神が反応した。



「それは、どういう事なのよ!」



「今、向かわせてるんだよ!下っ端をよ!!わははは!!」



え、私ここにいるんですけど。



ん?もしかして、外の敷地内にいた奴らがそうだったのかな?


私の所にも向かう予定だったのか。




「っ、さく、、モチさん。杏さんは友人(咲良)の家に向かったはずっす。貴方と、矢田さんがここにいるって事は…」


健、咲良さんって言おうとしたね。


「あっそうか、今は幹部か。どーせ、姫だと狙われやすいから幹部にしたって感じだろ??分かってんだよ!!!」



「へー分かってますね」

思いっきり棒読みしてやった。


「姫だった奴が、いきなり幹部になるとかどういう事だよ。そう易々と幹部になっていい世界じゃねぇんだよ!!!どうせなんも出来ねぇ足でまといだろうが!!!」



「そうとは言えないですよ」




「あ?あんたに分かるはずがねえんだよ!何でもかんでも思い通りにいってる奴にわよ!!
なあ?喧嘩も出来ねぇ、矢田よ!!コソコソコソ仲間の手当してんじゃねえぞ!!お前みたいな存在が1番キモイんだよ!!」


「っ…」


矢田君が反応して動きが固まった。