龍神の倉庫の周辺に着いた。
「取り敢えず、バレないように様子を見ようか」
「そうだね」
「ハァハァハァハァ」
矢田君が遅れて着いた。
「「矢田君大丈夫?」」
ひたすらハァハァ言ってる。
「ハァハァっ全力疾走とか僕は向いてないよっ。2人は体力無限なの…?しかも、ずっと喋りながら走ってるし…信じられないよっ」
凄く褒めてくるじゃん。
「矢田君は運動するべきだね、それより音立てないようにして、もう少し近づくよ」
「そうだね、倉庫の入り口まで行こー!」
「了解」
「まって、矢田君」
「ん?」
「本当に行くの?引き返すなら今だよ。ここから先に行ったら絶対に巻き込まれる」
「大丈夫。覚悟は決めてるし」
「分かった。取り敢えず、作戦通りに私達から絶対に離れないようにね」
「分かった」

