「……私は、守ってもらうような人間じゃなよ」
あぁ、ダメだっ。気持ちが溢れる。
「どうしちゃったの…?」
「逃げてきた人間だから。臆病者だからっ」
ギュッ
響希がそっと私を抱きしめた。
「っ…え?」
「杏に何があったのか、俺達は分からない。だけど、今は俺達の仲間だ。俺達と出会ったからには後悔はさせない。だから、泣くな」
出会って間もない人達の前で泣いちゃうなんて…情けないよね。
「っありがとう。みっともない所見せて、ごめん」
「たく、メソメソしてたら地味子がさらに地味子になっちゃうわよ杏」
それは励まされているのだろうか。
「杏ちゃん!女の子は笑顔が大切だよ〜!」
あなたは女の子以上に笑顔が素敵…。
「杏!私が全力で守るからね!!」
有紗からは元気がもらえる。
「…っ皆、ありがとう」
今はまだ言えない事が多いけど、本当の事を言える、そんな信頼関係なれたらいいな。

