「龍神での杏の役職は“姫”だ。姫は族にとって欠かせない存在。同時に、周囲から狙われる。俺達は、杏を絶対に守る。だから、安心して俺たちの傍にいろ」
狙われる存在…。
「私は戦わなくていいの?」
「杏が戦っても瞬殺されるだけだわ」
「杏ちゃんは俺たちに守られてればいいんだよ〜!必ず守るし!細くてか弱い子には戦わせられないからね!」
「ねぇ翔…。じゃあ、幹部の私は何だって言うの??私は細くてか弱くないってことだよね!?!?ゴリラとでも言うわけ!?!?」
うわぁ…。
「そ、そんな事思ってないってば〜!有紗はゴリラなんかじゃなくて、怪力…ぁ」
「どっちも一緒!!」
バコーーーン!!!
あ、翔が吹っ飛んだ。
「たく、何やってるのよ」
私は守られる…。それって、いいのかな。
「杏、どうしたの?眉間にシワを寄せて」
「あなた達2人に呆れているのよ」
「杏、何か言いたいことでもあるのか?」
どうしてだろう。嬉しいはずなのに…。

