「こんな豪華な料理が出てきてるけど私、一銭も払ってないけど大丈夫なの?」
旅館代めちゃくちゃ高そうだし…。
「それなら大丈夫よ。ここ、私の親が経営してる所の1つだし」
「え!?優の親が!?」
…経営してるところの1つ?
あ、やっぱりお嬢様だったか。…いや、お坊ちゃんか。
「という事は、咲良はタダ食いを狙って来たのか!」
「ちょっ、タダ食いって違うから〜!私は龍神の皆と仲良くなろうって思って来たの!ていうか、直ぐに私を疑うのやめてよ〜!!」
いや、怪しい。
「ふっ、咲良ちゃん最初の印象最悪だったもんね〜!」
「翔君それは言わないで〜!」
咲良が珍しく困ってる。
「そうだ、咲良ちゃんさ〜アメとは会ったの?」
その話題かぁ、まぁ咲良がいれば出てくるよね…。
「アメ?まだ、この地域では会ってないよ〜」
「アメってどんな人なの?龍神では翔しかアメと遭遇してないし、すっごく気になる!」
「そうだなぁ〜、私が情報収集でアメが戦うって感じだったからなぁ〜。とりあえず、強いって事は言えるよ〜!」
「強さは俺達とどのくらいなの〜?」
「響希君よりも強いと思うよ〜!本気出せば族丸ごと潰せちゃうと思う!」
咲良ー!それは盛りすぎ!!
「え、響希よりも!?」
「こっわ」
でも実際、響希達の強さが分からないから、なんとも言えないんだよね。

