「どうして捻挫したんだ」
ゔぅ…。聞いて欲しくないことを。
「前の学校で…運動してたら挫いちゃって…」
まぁ、ある意味運動だから間違ってない。
「なるほどな。ちゃんと完治するまで無理しないように」
「うん、ありがとう」
龍って人、やっぱり優しいね。
「はい!じゃあ早速自己紹介しよ!」
「え〜、さっきもしたじゃん」
新島って人が面倒くさそうに言う。
「それは、クラスメイトとしてでしょ!今からは、族の仲間としてだよ!」
「さっさとやっちゃいましょ」
あ、そう言えば仲間に入ったんだっけ私。
「まずは、私達の族の名前が“龍神”って言うの!この地域じゃ、知らない人がいないって位有名なの!」
そんなに凄いの??
「それじゃあ、私から!知ってるとは思うけど、箕輪有紗!龍神の幹部をやってるよ!」
有紗って明るいね。
「…私は、西山優よ。同じく幹部。仲間って事だから、下の名前で呼んでいいわよ杏」
「うん、優よろしく」
やっぱり、お嬢様感が凄い。
「俺は新島翔。副総長をやってるよ〜!よろしくね!俺の事も、下の名前で呼んでね〜杏ちゃん!」
「分かった。よろしく、翔」
本当、チャラさ全開だな。
「…俺は、龍響希だ。総長をしている。俺も下の名前で構わない」
「響希…よろしく」
「あぁ」
名前を聞いた時から引っかかることがある。龍 響希って何処かで……。

