ポチャンッ
「あぁーーーーー気持ちーー」
「本当だね!温泉なんて久しぶりにきたな〜!」
「私も」
温泉に行く暇がなかったし。
「あ、そうださっきの話でさ、優に何かされたの?!」
有紗がキラッキラの目で見つめてくる。
「私も気になっちゃうなー!」
まぁ、話してもいいか。
「拉致された私と矢田君を助けに来てくれた時に、私さ熱出してたじゃん?」
「うん、そうだったね」
「それで、ベッドで寝てる時に汗かいちゃって気持ち悪いから着替えようとしたんだけど、熱で上手く体が動かせなくて…優に着替えを手伝ってもらった事かな」
「そんな出来事があったの!?面白い!!」
有紗は買い出しに行ってたからね。
「それは調べても出てこない事だね!」
…当たり前よ。
「今思い出すと、優はずっとそっぽ向いてたわ」
思いっきり下着姿になったからなー。
あの時は女の子同士だけど、あんまり見ないようにしてくれてるのかなって思ってた。
優がぎこちなかった理由が分かったよ。
「じゃあ今頃、優君は響希君にしばかれてるねー!」
「優ドンマイだね!」
有紗さ、喜んでるよね??

