あ〜、眠い。
「ねえ!まだつかないの!?」
「有紗、落ち着きなさい。周りの人に迷惑よ」
「ねぇねぇ、そこのお姉さ〜ん!一緒にお喋りしようよ〜」
「翔、お姉さん達が怖がってるからやめなさい…はぁ」
「ふわぁ〜」
眠くてあくびが止まらない。
優は有紗と翔のお世話で大変だね。
今日は、休日を使って幹部以上で温泉旅行。
今は、バスで旅館に向かってる最中。
ちなみに、矢田君も参加するよ。同じバスには乗ってないけど、旅館で合流するみたい。
「健は何をしているの?」
「次の期末の勉強をしてるっす」
「そうなんだ、頑張って」
「あざっす」
健は時間の無駄がないね。でも、バス酔いしないのかな?
「杏、着くまで時間がかかるから、寝てても大丈夫だよ。俺に寄っかかってもいいから」
響希は優しすぎる。でも、寄っかかるのは申し訳ないな…。
「じゃあ、少し寝るね。着きそうな頃に起こして」
「了解」