「杏ありがとう。そして原、失礼な態度すまなかった。俺達は上位の暴走族だから、身元も知らない者を疑わないって言うのは無理があってな…」
「大丈夫！分かってた事だしね。じゃあ、そろそろいいよね！！」
何が？
「「？？」」
「杏ちゃん！！会いたかったよ！！」
咲良が思いっきり抱きついてきた。
「咲良…ごめん。いきなり、転校しちゃって」
「大丈夫、分かってるから。私がダウン中だったし、気づいてあげれなかったから…」
「咲良…」
「でも、もう大丈夫！！私がぜーーーんぶ解決してきたから！！！」
え？解決してきた？
…もしかして。
「…やり過ぎてないよね？」
「…え？
人の恩を仇で返すからさぁ、ぜーーんぶあの事を暴露して、ボコボコにしてきちゃった！！」
…それは、やり過ぎなのでは？
「感動の再開中、失礼するわね。
私達は、先に教室に戻るから、2人でゆっくり話すといいわ」
「ありがとう！優君！」
「「！？」」
優君って、ふざけ過ぎでしょ。
優はえげつない表情してたよ。
でも、龍神のその配慮はありがたいね。
「皆ありがとう。また、教室で」
