「原、俺達に敵意があるのなら、杏にも敵意があるって事になる。杏は俺達の仲間だ。杏を守る」





「へぇ?守れるんだ。弱っちい暴走族なのに?」



はぁ、そういう事ね。まだ龍神で遊んでるんだね。そういう事なら、そろそろ咲良を止めないとね。




「ちょっと!私達のことを弱っちいとか言わないでよ!!いくら杏の親友でも許さないからね!!」


あ、有紗がブチ切れた。



「本当の事なのに、なんで私が怒られてるの??咲良、意味が分からない!」



「はぁ?」

優ブチ切れ。


「ちょっと杏!こんな奴と今直ぐに親友をやめて!絶交して!!」



「べーっだ!」

咲良は有紗に向かって何をしてるんだか…。




「咲良、龍神をからかうのはその辺にして。何か、可哀想になってきた」


「はーーい」


やっと落ち着く…。



「杏、どういうことよ」

「もー!私イライラとまらないよー!」


「もう、何が何だか分からな〜い」

「俺もっす…」


「このままだと、俺達は混乱したままだから、説明をしてほしい」