「へぇ、ここが屋上なんだ!」
緊迫しているのにも関わらず、咲良は呑気にしている。
当たり前だけど、幹部以上が既に揃っている。
「それで〜杏ちゃんとの関係は〜?」
翔が話を切り出した。
「私と杏ちゃんは親友だよ!」
「親友が普通さ、胸ぐら掴むわけないでしょ」
ご最もです。
「じゃあ、杏ちゃんに質問をするよ〜。原さんの言ってることは本当なの?」
「…まぁ、親友なのはあってる」
戦友とも言うけどね。
今でも咲良が思ってくれてるなら…。
「杏ちゃん!私は許さないからね!」
やっぱり、口では親友って言ってたけど違ったか…。そうだよね、怒ってるよね。
連絡も一切しなかったし。
「そうだよね、ごめん」
「こんな奴らの仲間なんて、許さないから!」
え、龍神といるのを不定してるの?

