ま、マジか…。あの時の男の子が響希本人だなんて…。
あぁ!!私はとんでもない事を発言してしまった…。
「なぁーんだ!お互い初恋同士だったとか両思いじゃん!」
そう、本人の前で響希が初恋の人って言っちゃったよ。
ん?
「お互い初恋同士!?」
空耳?
「俺の初恋は杏。
小2になる前に、親の転勤が決まって転校になったけど」
空耳じゃなかった…。
確かに小2になった頃には響希はいなかった。
曖昧な記憶で、どうお別れしたかも覚えてない。
ただ、悲しかったのは覚えてる。
「それで、こうしてまた再会とか…もう運命じゃん!!羨ましい!」
有紗にキラキラした目で見られてる…。
「まって…響希はいつから私って気がついてたの!?」
「杏が転校してきた日から気がついてた」
ま、マジか…。
「何で最初から言ってくれなかったの?」
「それをネタにしたら、卑怯だなって思って。今は意識してくれてるから、言っちゃったけど」
「なっ!それも卑怯!!ずるい!!」
そんなの、そんなのさ!口に出しては言えないけど…
もっと意識しちゃうじゃんか!!!
「あー空気が甘ったるいわね」
「俺も彼女欲し〜」
「楽しいねー!!」
「2人を見てると、俺が恥ずかしくなるっす」
皆、悪魔すぎる…。

