初恋リスタートは総長様と地味子ちゃん








「……ん」



「あ!杏起きた!?」


「有紗?」



「もぉ、ビックリしたよ!
いきなりさ響希が杏を抱えて来て
「杏が何か蒸発した」
って言ってきてたんだよ!!」



確かに蒸発しました。要するにキャパオーバーして気絶した。



「杏を見たら顔が真っ赤だったから、この間の熱がぶり返したのかと思ったわよ。
そしたら響希が、
「熱じゃない。俺がやった」
あぁ、なるほどねって皆、直ぐに理解したわ」


皆!?



「響希に甘〜く、いじめられちゃったんだねぇ〜」


翔やーめーてー!!!
恥ずかしい恥ずかしい恥ずかしいっ!!




「それで、その張本人はどこにいったのよ」



「あ、響希さんなら上位の族との会合に行ったっす」


「あ、そうだったわね」


「会合ってどんな内容なの?」


「そうっすね今回は、今の活動内と今後の活動内容の話し合いだと思うっす。しかも、総長同士だけでの話し合みたいなので、今回は護衛や幹部は不参加って感じっすね」


「珍しいよね〜、総長同士だけってさぁ〜」


「確かにそうね、初めてじゃないかしら」



「俺らには話せない内容なのかもしれないっすね」




「ちょっ、やめよ?暗い話になっちゃうよ!」




「そうだね良くないわね〜。取り敢えず、響希の帰りを待とうか。会合の場所はここから近いみたいし、話も長くならないみたいだしさ〜」




「じゃあさ!じゃあさ!!恋バナしよっ!」


げっ…。嫌な予感。