「ここが羽島(はねじま)高校……」




そう、私は高校1年生金澤 もも。

今日から、この高校に通う。

羽島高校は、この地域トップクラス。
自分でいうのもあれだけど、首席な私。

勉強も運動も得意な方だ。


入学式に、挨拶をしなければ行けないから
少し早めにここ羽島高校に来た。



「おーい!!そこの美少女ー!」

一人の女の子が走ってきた。


ん???美少女??
どこかな!?


私は辺りを見回した。



「おーい!!そこだよ!!そこ!!」


「居ませんよ???」



「あんただよ!あんた!」


ええ!?私!?


「え…?私、美少女じゃないですよ?」


見るからにブスじゃん私…。
自分で言って悲しくなってきた。


「どこがよ!!」


そう言ってガバガバ笑う女の子。


名前は、豊橋 真琴(まこと)って言うらしい。


関西出身だから、声とかもでかいんだって。


「あんたどこ出身なん!?肌めちゃ白いやん!なんかしてるん?あたしめちゃ黒いからさ~!白いのに憧れてんねん!そんな白くなりたいわー!え??なんかしてるん?あ、そうずーとあたし話してるんさごめんな。マシンガントークやねん!いややったら言ってな?」


…。

ついていけない。


でも沢山話すことができるのは
とてもいいなって思う。


少し人見知り気味な私はこんな話せないなー。


「大丈夫だよ!
私は東京!引っ越してきたの!」


「お!そうなんかー!まぁ、よろしくな!」


「うん!」

そう言って握手をした。


真琴ちゃんはなんて言うか可愛らしい顔をしている


切れ目じゃなくてもう、くりっくりっのお目目。
身長も168あるんだって!


私159なのに…。


とりかく可愛らしい。

髪の毛も染めてるんだけど、似合ってる。


そんなことを思いながら