孝太郎の秘書として勤務してからもう5年。
付き合うようになっても同じくらいの時間がたった。
結婚を意識するようになってからも随分久しい。
ゆっくりと時間をかけて2人の将来を描いてきたから、自分の選択に後悔はない。
間違っても『妻は家庭に入って夫と子供を守るものだ』ってお母様の信念に影響されて退社を決めたわけではない。
今無理をして会社に残っても、出産や育児、病気や家族の介護で仕事が出来ない日が来るかもしれない。
その時急に辞めるくらいなら、社長就任のこのタイミングできちんと引き継ぎをしておきたいと思った。
それに、社長になって今まで以上に忙しくなる孝太郎のために帰る家を作ってあげたかった。
でもねぇ・・・
「いくら頑張っても麗子さんのようにはなれませんし、香山さんのように頭が切れるわけでもありませんから、やれるだけのことをするしかありません」
いかにも若者らしい答え。
しかし、そんなことばかりも言っていられない。
若くして鈴森商事を継ぐ孝太郎は何よりも結果を求められる。
いくら頑張っても結果が伴わなければ、正当な評価は受けられないだろう。
だからかな、小熊は少し甘い気がする。
付き合うようになっても同じくらいの時間がたった。
結婚を意識するようになってからも随分久しい。
ゆっくりと時間をかけて2人の将来を描いてきたから、自分の選択に後悔はない。
間違っても『妻は家庭に入って夫と子供を守るものだ』ってお母様の信念に影響されて退社を決めたわけではない。
今無理をして会社に残っても、出産や育児、病気や家族の介護で仕事が出来ない日が来るかもしれない。
その時急に辞めるくらいなら、社長就任のこのタイミングできちんと引き継ぎをしておきたいと思った。
それに、社長になって今まで以上に忙しくなる孝太郎のために帰る家を作ってあげたかった。
でもねぇ・・・
「いくら頑張っても麗子さんのようにはなれませんし、香山さんのように頭が切れるわけでもありませんから、やれるだけのことをするしかありません」
いかにも若者らしい答え。
しかし、そんなことばかりも言っていられない。
若くして鈴森商事を継ぐ孝太郎は何よりも結果を求められる。
いくら頑張っても結果が伴わなければ、正当な評価は受けられないだろう。
だからかな、小熊は少し甘い気がする。



