「麗子さん、ありがとうございます。本当なら私が何かプレゼントしないといけないのに、」
「いいのよ。私が好きでやっているんだから」
もうすぐ結婚する麗子。
相手は一華の実の兄な訳で、当然お祝いだって渡すことになる。
それでも、一華の気持ちとして何か結婚のプレゼントをしたいと考えていた。
「何か欲しいものはないんですか?」
こうなったら直接本人に聞いてみよう。
「そうねえ・・・正直まだ実感がないのよね。最近は孝太郎のマンションに同棲状態だったし、新居って感じも、新しい暮らしって感じもしないの」
「そんなものですかね」
結婚して、出産して、すぐに浅井の家での同居を始めてしまった一華からすれば、よくわからない感覚。
何しろ一華は、結婚を機に生活が一変してしまったんだから。
「乃恵ちゃんはどうだった?」
一歩後ろを歩いていた乃恵に、麗子が声をかける。
「え、私ですか?私は・・・いつの間にか一緒に暮らしていて、気がついたら入籍していたって感じですかね。仕事も忙しかったので、結婚生活って実感はいまだにありませんけれど」
「「ふーん」」
一華と麗子の声が重なった。
一華だって自分が不幸だと思うわけではない。けれど、結婚してからも自分らしく暮らせている乃恵がうらやましかった。
「いいのよ。私が好きでやっているんだから」
もうすぐ結婚する麗子。
相手は一華の実の兄な訳で、当然お祝いだって渡すことになる。
それでも、一華の気持ちとして何か結婚のプレゼントをしたいと考えていた。
「何か欲しいものはないんですか?」
こうなったら直接本人に聞いてみよう。
「そうねえ・・・正直まだ実感がないのよね。最近は孝太郎のマンションに同棲状態だったし、新居って感じも、新しい暮らしって感じもしないの」
「そんなものですかね」
結婚して、出産して、すぐに浅井の家での同居を始めてしまった一華からすれば、よくわからない感覚。
何しろ一華は、結婚を機に生活が一変してしまったんだから。
「乃恵ちゃんはどうだった?」
一歩後ろを歩いていた乃恵に、麗子が声をかける。
「え、私ですか?私は・・・いつの間にか一緒に暮らしていて、気がついたら入籍していたって感じですかね。仕事も忙しかったので、結婚生活って実感はいまだにありませんけれど」
「「ふーん」」
一華と麗子の声が重なった。
一華だって自分が不幸だと思うわけではない。けれど、結婚してからも自分らしく暮らせている乃恵がうらやましかった。



