「なんですかぁ〜?」
わざと知らないふりをして先輩の前に立つ。

長い沈黙。
「…手紙ありがとう。今彼女は居ないんだけど、好きな人が居る。」

「そうなんですか…もう、いいですよ!困らせてすみません!!」
私がそう言って去ろうとすると、
「俺も告白してみる。なんかお前に勇気もらったよ。ありがとう。」
…っていって帰って行った。
私は…思ったよりショックじゃなく…普通にのりの元へ帰れた。