私はままの心の叫びを聞くのが嫌で
滞在時間を短くして
実家を後にした。












「ルノンへ
 ごめんなさい。
 心の中ではルノンが戦っているのわかってる。
 苦しいの分かってる。
 でも
 娘が苦しんでいるのを見て
 何もできない私が悔しくてたまらないの。
 今まで普通に生活していた娘が
 私の元を離れた途端
 崩れてしまって。
 ままのせいでごめんなさい。
 なにか
 お金とかご飯のことで困っていることがあればまたラインください。
 待ってます。
 私はルノンが
 太ろうが大好きだよ。





まま。」











太ったら本当に好きでいてくれるの?
 






「嘘つかなくていいよ、、、。」








私は
そう言って2リットルのペットボトルを
ゴミ箱に捨てた。