私は 後ろ姿の写真を一枚 ままに撮ってもらうことにした。 今見ると、 本当に辛い、 背骨が浮かび上がり 腕も骸骨。 お尻の骨もこけていて よく生きていたなと思う。 こんな私を隣に置いてくれていたままは 恥ずかしかったに違いないと 今は思う。 しかし、 この時は何も思わなかった。 むしろ もっと痩せるべきだと思った。 「太ってて気持ち悪い。」 身体にはできれば何も残したくないが 美味しいものは食べたい。 それが私の思いだった。