ままは
昔から少し厳しい人だった。
勉強も運動も出来なかったら
泣いていた。
でも、
勉強も運動も出来なかったら
隣でずっと一緒にしてくれた。
お父さんがいなくても
周りから貶されないように。
父親がいないからと言われないように
2人で二人三脚で頑張った。
部活でそこそこいい成績も残せたし
大学も名の通ったところへ行くことができた。
食べることも
反対されると思ってた。
でも
倒れないならと否定することもなく
見守ってくれていた。
ワガママに付き合ってくれていた。
その母が
私を見てて辛いと。
「まだ、
ルノンは骸骨だよ。
周りから見ると異常なの。
ガリガリなの。
心配なの。
身体にいいものをなるべく作るように
心がけているから
今
一緒にいるこの時だけでも
少しでも身体に残して、、、。」


